中国からモロッコへの入国を禁止する措置が4月5日(水)から撤廃されました。
これにより、モロッコへの入国に際しては、新型コロナウイルスに関連する制限がなくなりました。
2022年2月7日以降、モロッコへの国際線が再開され、特定の要件を満たせば旅行者の方でもモロッコへの入国が許可されています。2022年9月30日、モロッコ入国時の水際対策に更新がありましたのでお知らせします。
もくじ
モロッコ入国時の要件と手順
モロッコ当局は、9月30日(金)から入国時にワクチンパス(又はPCR検査の陰性証明書)を不要とすることを発表しました。
これにより、モロッコ入国時には旅行者衛生フォーム(Fiche Sanitaire du Passager)のみが求められることになります。
要するに、パスポートと下の旅行者衛生フォームだけで入国できます!
- 旅行者衛生フォーム(Fiche Sanitaire du Passager)の提出。(※連絡可能な住所と電話番号2つを記入する必要があります。航空機内・船舶内でも配布されますが、あらかじめ印刷して記入しておくことをおすすめします。)
モロッコ出国時の要件(外国人を含むモロッコ居住者にのみ適用されます。)
2022年5月18日、モロッコ入国時の水際対策が更新されましたが、出国条件については発表されておりません。
モロッコ出国時の水際対策(外国人を含むモロッコ居住者のみに適用されます。)
- 2回目(ヤンセン(ジョンソン・エンド・ジョンソン)の場合は1回目)のワクチン接種から4か月以上が経過している場合、ブースター接種が必須。
- 直近に感染から回復した者は感染日から4週間(28日)後でなければブースター接種を受けることができないが、以下の書類があれば出国が可能
ア 古いワクチンパス(pass vaccinal)
イ 直近の感染を示すPCR検査又は迅速抗原検査の結果
ウ 治癒証明証書又はPCR検査の陰性証明書
モロッコから日本へ帰国の際の要件と手順
有効なワクチン接種証明書を保持していない全ての帰国者・入国者については出国前72時間以内に受けた検査証明書の提出が必要です。
※ワクチン接種を「あり」とできるのは、日本政府が定めたワクチンを接種している場合に限ります。
検査証明書は以下の条件を満たすものに限り有効
- 検体採取日時から搭乗便の出発予定時刻までが72時間以内であること。
- 原則として、厚生労働省の所定のフォーマットを使用すること。
・日本語・英語(PDF) ・フランス語(PDF)
所定のフォーマットを使用することが困難な場合には、任意のフォーマットの提出も妨げられませんが、「検査証明書へ記載すべき内容」が満たされている必要があります。 - 検査証明書へ記載すべき内容
・氏名/パスポート番号/国籍/生年月日/性別
・検査法/採取検体
・結果/検体採取日時/結果判明日/検査証明書交付年月日
・医療機関名/住所/医師名/医療機関印影
・すべての項目が英語で記載されたもの
検査方法は以下のいずれかに限り有効
核酸増幅検査 | そのほか |
---|---|
real time RT-PCR法 real time reverse transcription PCR | 次世代シーケンス方法 Next Generation Sequence |
LAMP法 Loop-mediated Isothermal Amplification | 抗原定量検査 Quantitative Antigen Test* (CLEIA) ※抗原定性検査ではない。 |
TMA法 Transcription Mediated Amplification | |
TRC法 Transcription Reverse-transcription Concerted reaction | |
Smart Amp法 Smart Amplification process | |
NEAR法 Nicking Enzyme Amplification Reaction |
検査検体採取方法は以下のいずれかに限り有効
採取方法 |
---|
鼻咽頭ぬぐい液 Nasopharyngeal /Nasopharynx/Rhinopharyngeal/Rhinopharynx (Swab/Smear) |
唾液 Saliva(Deep throat) |
鼻咽頭ぬぐい液と咽頭ぬぐい液の混合 Nasopharyngeal(※)and Oropharyngeal (throat) (swabs/smear) Naso and oropharyngeal/Rhino and oropharyngeal /Oro and nashopharyngeal(※)(※Nasopharyngeal/Rhinopharyngeal/Nasopharynx/Rhinopharynx) |
鼻腔ぬぐい液(核酸増幅検査のみ) Nasal Swab |
誓約書の提出
国籍を問わず検疫所へ「誓約書」の提出が必要です。
【誓約の内容】
7日間の公共交通機関の不使用/自宅等での待機/位置情報の保存/接触確認アプリの導入等
※誓約書が提出できない場合、検疫所が確保する宿泊施設等で待機することになります。
誓約事項に違反した場合には、検疫法条の停留の対象にし得るほか、以下のとおりとなります。
(1)日本人については、氏名や感染拡大の防止に資する情報が公表され得ます。
(2)在留資格保持者については、氏名、国籍や感染拡大の防止に資する情報が公表され得るとともに、出入国管理および難民認定法の規定にもとづく在留資格取消手続および退去強制手続などの対象となり得ます。
スマートフォンの携行、必要なアプリの登録
誓約書の誓約事項を実施するため、位置情報を提示するために必要なアプリ等を利用できるスマートフォンの所持が必要となります。検疫手続の際に、必要なアプリを利用できるスマートフォンの所持を確認できない方は、入国前に、空港内でスマートフォンをご自身の負担でレンタルすることを求められます。
日本到着時のスムーズな検疫手続きのため、事前のインストールを推奨します。
1.MySOS(入国者健康居所確認アプリ)
2.COCOA(接触確認アプリ)
質問票の提出
待機期間中における健康フォローアップのため、検疫時にメールアドレス、電話番号等の連絡先を確認します。日本国内で入国者ご本人が使用できるメールアドレス、電話番号を質問票に必ず記載してください。
質問票、誓約書の記入、検査証明書やワクチン接種証明書(任意)の登録を入国前にWEB上でできる「ファストトラック」があります。「ファストトラック」を利用する方は、MySOSアプリをインストールし、アプリから質問票へ記入することになります。
空港での検査実施
現在、日本に入国するすべての方に対し、到着空港における新型コロナウイルス検査が実施されます。検査結果が出るまでの待機は、長時間となることもあるようです。
入国後の自宅待機期間について
モロッコからの渡航者は、ワクチン接種の有無によらず、入国時検査及び入国後の自宅等での待機が不要となりました。
モロッコは現時点で「青」に区分され、モロッコからの帰国・入国者はワクチン接種の有無によらず、入国時検査及び入国後の自宅等での待機が不要となります。また、入国後の移動手段についても特段の制限がなくなります。
モロッコから帰国・入国する場合であっても、帰国・入国日前14日以内に「黄」、「赤」の国・地域に滞在していた方については、それぞれ「黄」、「赤」の区分に応じた措置が適用されます。
「青」、「黄」、「赤」の区分等については今後の状況によっては変更となる可能性がありますので、渡航の際は最新の情報をご確認ください。
入国後の公共交通機関の使用について
入国後の移動手段についても特段の制限がなくなりました。
まとめ
2022年2月、国境が再開されてから近場のヨーロッパの方を中心に観光客が戻りつつあります。以前のような賑わいにはまだまだ遠い道のりですが、ちらほら見かける観光客の姿に心打たれるものがあります。
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